![]() Procede pour introduire de l'adn etranger dans une cellule
专利摘要:
公开号:WO1992005267A1 申请号:PCT/JP1991/001269 申请日:1991-09-24 公开日:1992-04-02 发明作者:Masahiro Sato;Nobuhiro Tada 申请人:Hoechst Japan Limited; IPC主号:C12N15-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 細胞内に外来性 D N Aを導入する方法 [0002] 〔技術分野〕 [0003] 本発明は二本鎖 DNAと結合しうる化合物を利用し、 細胞内に外来性 DNAを 導入する方法に関する。 更に, 具体的には、 本発明は、 上記試薬を外来性 DNA と結合させた後、 これを含む懸濁液又は溶液に哺乳動物由来の細胞などをさらす ことにより、 "外来性 DNAを有する細胞" 即ち、 "形質転換された細胞" を 得る方法に関する。 [0004] 〔背景技術〕 [0005] これまでに、 高等生物の細胞、 特に動物細胞に外来性の遺伝子 (DNA) を導 入して宿主細胞に外来性の遣伝情報を発現させる多くの試みが行われている。 そ して、 この外来性の遺伝子が導入された細胞、 即ち、 形質転換体を得る種々の方 法の提案が既になされている。 例えば、 カルシウム燐酸法(Graham FL and Van D er Eb A J. (1973) Virology , 456-467). DEAEデキストラン法(Farber F etal.(19 75) Biochem.Biophys.Acta 390,298-311; Pagano JS(1970)Prog. Med. Virol.12, 1 -48 ),ボリオル二チン法(Farber F et al.(1975) Biochem. Biophys.Acta 390, 298-311), DNA顕微注入法(CappechiMR(1980) Cell , 479-488),ポリエチレン グリコール ジメチルスルホキシド(polyethylene glycol (PEG)/ dimethylsulf oxide(DMSO))法(Jonak ZL et al. (1984) Hybridoma^_107- 118), トリプシン ZE DTA グリセロール法 (Chu GJand Sharp PAC1S81) Gene 13, 197-202) , 浸透 圧ショック法(Okada GY and Rechsteiner M (1982) Cell 29, 33-41),リボゾーム 法(Poste G et al. (1976) ethods Cell Biol 14, 33-71 ;Fraley R et al. (1980) J. Biol. Chem.255^10431-10435; Wong T-K et al. (1980)Gene , 87- 94),赤血球ゴ 一スト法(Furusawa M et al. (1976)Methods Cell Biol.14, 73-80; Straus S and Raskas H (1980) J. Gen. Virol.48, 241-245; Godfrey W et al. (1983)Proc. Natl. Acad. Sci.USA^, 2267-2271),バクテリアプロトプラスト(bacterial protoplasts) 法 (Chu G and Sharp PA (1981) Gene 13, 197-202 ;Sandri-Gol din RM et al. (198 1) Mol.Cell Biol.1,743- 752;0i VT and Morrison SL(1986)Biotechniques4,21 4 - 221), 再構成 Sendaiウィルス外殻(envelope)法(Loyter A et al. (1984) Ciba Found. Symp. 103, 163-180), レーザー光線による穿孔法(Tsukakoshi M et al. (1 984) Appl. Phys. B 35. 2284-2289 ;Tao W et al. (1987)Proc. Natl. Acad. Sci. USA 84, 4180-4184),電気穿孔法(Neumann E et al. (1982) EMBOJ J_, 841- 845 ;Potter H et al. (1984) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 7161- 7165),タングステン ' ミクロ プロジェクタィル(tungsten microprojecti le)法(Klein T et al. (1987) Natur e 327, 70-73), レトロウィルス法(Jaenisch R (1976) Pro Nat l. Acad. Sci. USA73, 1260-1264 ;Jahner D and Jaenisch R (1980)Nature287, 456-458)などが知られ ている。 しかし, これらの方法は各々、 効果、 毒性および特異性について、 長所、 短所のスぺクトラムによって区別されており、 ある方法が特定の細胞に適用可能 であっても、 その方法が他の細胞種にそのまま適用し得ない場合もある。 例えば、 上述のカルシウム燐酸法や D E A E—デキストラン法などは、 貧食能の強い細胞 [0006] (例えば、 フイブロブラストや L細胞など) には適しているが、 貧食能の弱いリ ンパ球系の細胞では、 効率が非常に悪いということが指摘されている(Lewis WL et al. (1980)Somat. Cel l Genet. 6, 333-348) 。 [0007] これまで報告された D NA導入法は、 顕微注入法、 ウィルス法を除けば、 ほと んどが細胞の細胞膜を変化せしめ、 細胞膜の局所的な一時破壊、 もしくは修飾な どに基づく物質の透過性の増大、 あるいは、 細胞 身の貧食能などを利用しょう とするもので、 一旦細胞内に導入された外来性 D NAは、 選択的に核内に集まる ということはなく、 偶然核内に取り込まれたものが宿主染色体に組み込まれ、 最 終的に細胞が形質転換するというメカニズムに基づいている。 従って、 形質転換 効率(transformation eff iciency) は、 105 個のうち 1個のレベルで、 かなり低 いものである。 顕微注入法は直接、 D N Aを細胞核内に導入するためか、 形質転 換効率も 103個のうち 1個(Cappechi MR (1980>Cel l , 479-488)という驚異的効 率を誇っているが、 技術的難しさ、 装置の設定などを考えると、 実用的ではない。 [0008] 〔発明の開示〕 [0009] 本発明は、 これまで形質導入が困難とされてきた細胞への外来性 D N Aの導入 をも可能とする簡便かつ確実な外来性 D N Aの導入方法を提供することを目的と する。 本発明者等は、 ある種の物質が D NAに選択的に結合する性質に着目し、 これ らの物質を外来性 D N Aへの運搬キヤリヤーとして用いることに成功した。 即ち、 二本鎖 D N Aと結合しうる化合物と外来性の D N Aとの複合体を含む懸 濁液又は溶液に細胞をさらすことによって細胞内の D NAに外来性 D N Aが非常 に効率よく導入されることが見出された。 更に詳しく述べれば、 D NAと結合し うる化合物と D NAを予め結合させ、 これを含む懸濁液又は溶液を、 例えば、 予 めシート状に培養されていた C H 0細胞等の細胞を含む培養液に投じ、 このまま 数時間選択された条件下で培養することによって、 外来性 D N Aを宿主染色体に 組み込んだ細胞 (形質転換体) を得ることができ、 この方法によって外来性 D N Aを細胞内に導入し得ることが見出された。 [0010] 即ち、 本発明は二本鎖 D NAと結合しうる化合物と外来性 D NAとの複合体を 含む懸濁液又は溶液に細胞をさらすことにより、 外来性 D N Aをこれらの細胞内 に導入することを特徴とするものである。 [0011] D N Aと他の化学物質との結合の仕方は二つに分けられる。 [0012] その一つは D N Aの塩基対間へ分子の一部又は全部が挿入されるものであり、 インターカレーティブ(intercalative) な結合といわれるものである。 このよう な結合をするものはァクチノマイシン D、 並びにいくつかのアントラサイクリン 系及びァクリジン系化合物が挙げられる。 [0013] 他の一つは、 D NAの塩基対間への揷入がない場合であって、 ノン一インター 力レーティブ(non-intercalative) な結合といわれる。 [0014] 外来性 D N Aのキヤリヤーとしては、 いずれのタイプの結合をする化合物であ つても差し支えないが、 ノン一インターカレーティブな結合をする化合物の方が 突然変異の誘発の可能性が低い点で優れている。 [0015] D NAとノンーインターカレーティブに結合する化合物に関しては、 C Zimmer 等が Prog. Biophys, Molec. Biol. 47, 31-112 (1986)に詳細に解説している。 DN Aとノン一インターカレーティブに結合する化合物を例示する。 [0016] 抗生物質に分類されるものとしては、 例えば、 netropsin(Finlay A C et al. ( 1951) J. Am. Chem. Soc. 73. 341-343) ; distamycin A [Arcamone F etal. (1958) Ge rman Pat. 1, 027, 667(Chem. Abstr. (1961)55, 201 より)] : mi thramycin, chromomy [0017] [0018] なる構造式を有する。 [0019] これらの化合物は、 二本鎖 DNAに優先的に結合する性質を有し、 かつ、 これら の化合物に結合した D N Aは U Vを照射すると蛍光を発することにより、 ^視で きることから、 古くより細胞核の生体染色用試薬として使われて来た(Zi國 er C and Wahnert U (1986)Prog.Biophys.Molec. Biol. 47,31-112)0 これらの化合物 は、 細胞に対する毒性が少なく、 かつ、 鮮明な螢光染色像を提供するので、 広く 研究目的に用いられている。 Ho 33342 は Ho 33258 に較べ、 細胞膜への透過性 が優れているとされている。 [0020] このように、 上記試薬は、 細胞の染色、 染色体の染色に用いられているも 0の、 DNAに特異的に結合する特性を活かし、 外来性 D N Aを細胞へ導入するための 道具として使用されたことはない。 ところが、 これらの化合物は、 細胞膜を通過 し、 容易に細胞核内に集まるという性質があることから、 一旦外来性 DNAをこ れらの化合物と結合させてから、 これを細胞にさらせば、 外来性 DNAは細胞核 内に集積し、 従って宿主染色体に確実に組み込まれることが、 本発明によって明 らかにされた。 [0021] 本発明によって形質転換される標的細胞としては、 例えば CH0細胞、 マウス N IH/3T3、 マウス L、 マウス LtK -、 マウス乳癌由来 FM3A、 ハムス ター仔腎由来 BHK、 アフリカミ ドリザル腎由来 COS— 1、CV— 1、 ヒト子宫 由来 HeLa、 ヒト前骨髄性白血病細胞 H L— 60、 ヒト胎児腎由来 293など の哺乳動物由来の培養細胞、 精子、 卵子 (着床前期) 、 胎児組織細胞、 細胞壁を 失った植物プロトプラストなどが挙げられる。 [0022] 特に、 精子や卵子等が本発明の方法によって、 形質転換 (外来性 DNAを自ら の染色体に組み込む) された場合、 精子であれば、 卵母細胞と受精させることに より、 また、 卵子であればそのまま発生を行わしめるなら、 最終的に出産される 新生仔哺乳動物のいくつかは、 トランスジエニック動物 (外来性 DNAをもつ、 W 形質転換動物) である可能性が高く、 トランスジエニック動物を簡便且つ効率よ く生産する途を開くものである。 [0023] これらの細胞は、 二本鎖 DNAと結合しうる化合物と外来性 D N Aとの複合体 を容易に透過させる場合もあるが、 透過が充分でないときは細胞膜の透過性を高 める手段を併用することが望ましい。 細胞膜に働き、 細胞外高分子物質の細胞へ の取込みを促進させる働きがあるもの、 例えば、 DEAE—デキストラン、 Ca ー憐酸、 ポリオル二チン、 PEGZDMSO、 トリプシン/ EDTA/グひセ口 ールなどの試薬がその目的で併用できる。 一方、 顕微注入法による直接注入、 レ 一ザ一光線による穿孔、 電気穿孔法といった物理的手段の併用も、 細胞への DN A導入効率を高めるための方法として有効である。 更に、 二本鎖 DNAと結合し うる化合物による細胞障害性を極力抑えるような試薬、 例えば、 D i O— C5-3 ( 3, 3-dipentyloxacarbocyanine) を併用することもできる。 [0024] 外来性 DN Aとしては, 基本的に二本鎖 DN Aであればいずれでもよく、 更に 限定すれば、 発現べクタ一などの DNAが望ましく、 また、 発現ベクターからプ ラスミ ド成分を除いたプロモーターノ目的遺伝子 (発現させたい蛋白をコードす る遺伝子、 例えば cDNA) Zポリ A付加シグナルからなる発現ュニッ トでもよ レ、。 また、 場合によっては、 5' —非コ一,ド領域、 ェクソン、 イントロン、 3 ' 一非コード領域を含むジヱノミック遺伝子を用いてもよい。 これらの DNAは単 独でも使用できるが、 選択マーカー遺伝子 〔例えば、 ネオマイシン酎性遺伝子 eo) やハイグロマイシン B耐性遗伝子 (Hmr) など〕 と混合させ細胞に導入する-と か、 上記 DNAと選択マーカー遺伝子を予め直列に連結させた、 いわゆる連結体 として、 導入することもできる。 [0025] 外来性 DN Aの導入に好適な条件は、 最終的に形質転換効率の良否で判断され る。 形質転換効率を左右する諸因子は多々ある。 宿主とすべき細胞のタイプ、 二 本鎖 DN Aと結合しうる化合物の種類、 その濃度、 作用時間、 及び導入すべき D- NAの形状 (例えば環状か直鎖状か) やその濃度などが挙げられる。 [0026] 例えば、 Chinese hamster ovary (CH0) 細胞への Ho 33342を利用し た DNA導入を例にとると、 サブコンフルェント (subconfluent) 状態の CH〇 細胞を DNAと Ho 33342の複合体を含む培養液に短時間さらす。 一般的に DN A及び Ho 33342の量が大であれば、 それだけ、 細胞内への導入の確率は増大す るが、 Ho 33342の量が 1 2〃Mを越え、 その作用時間が 20時間を越えると、 CHO細胞は著しい成長阻害を受けるので、 比較的高濃度の Ho 33342を使用す る場合は、 2時間〜 20時間までの処理にとどめる。 通常、 0. 2〃M〜6〃M の濃度下、 20時間の作用で実施できる。 この方法において血清のない培養液下 で、 比較的高濃度 (例えば、 1 2/iM) の Ho 33342を短時間 (例えば、 2時間) 作用させることで、 更に形質転換効率を増加させることができる。 また、 DNA の量も 1枚の 6 Oram径培養皿当り、 0. 1 g〜 1 0 / gの範囲で、 細胞を形質 転換しうる。 更に、 ここで用いられる DNAは、 どの形でも構わず 〔例えば、 環 状(circular form) 力、、 直鎖状 (linear form)か〕 、 また、 大きさも例えば 2〜 3— kb程度の比較的低分子量のものから、 30— Kb程度の高分子量のものまで が含まれうる。 そして、 こうした DNAの具体例としては、 例えば pSV2 neoなど が挙げられる。 [0027] DNAと Ho 33342 との複合体を細胞に作用させた後、 次いで公知の選別過程 に付して得られた形質転換体を選別する。 形質転換体は例えば各種の抗生物質に 対する耐性などにより選別される。 これらの能力を有する遺伝子は、 本発明で使 用する DN A中に予め入れられている。 [0028] 〔'図面の簡単な説明〕 [0029] 第 1図は、 PCR法によって増幅された染色体 DNAの電気泳動後のサザーン プロッ トハイプリダイゼーシヨンの結果を示す。 [0030] 図中、 m及びレーン 1〜4はそれぞれ次の通りである。 [0031] m ; 陽性対照群 (プラスミ ド DNA [0032] pSV2 ne 0. 2 ng) [0033] レーン 1 ; DNAZHo 33342処理前の C H 0— dhfr細胞をサンプルとし て用いた。 [0034] レーン 2〜4 ; DNA/Ho 33342(12.5 zM) 処理後、 得られた G— 4 1 8耐性 コロニーのそれぞれをサンプルとして用いた。 [0035] 〔発明を実施するための最良の形態〕 [0036] 次に実施例によって本発明を更に具体的に説明する。 なお、 これらの実施例は „ 本発明を説明するためのものとして開示するものであって、 この記載によって本 発明が限定されるものではない。 [0037] なお、 以下の実施例における G— 4 1 8耐性コロニーからの染色体 DNAの抽 出及び外来性 DN Aの確認は次の手順に従った。 [0038] (G— 4 1 8耐性コロニーからの染色体 DNAの単離と精製) [0039] G- 4 1 8酎性コロニーをミクロキヤビラリーで吸引除去し、 これを 24穴プ レート (ファルコン社; No3047) のゥエル ( IOT培養液 〔MEM—a+ (Gib co社; No.410-1900)+ 1 0 牛胎児血清 (Gibco社) 十 4 00〃g ^G- 4 1 8 ( Gibco社; No.860-1811)) を含む) に移し、 1 0日間程、 37°C、 5 %C02 /9 5%空気の気相下にて培養した。 次いで細胞を 0. 5 トリプシン液 (0. 025 %トリブシン + 0. 02 %EDT Aが燐酸バッファーに溶解されている) の中で、 37 、 5分間加温することにより、 培養皿表面 より剝雜せしめ、 更 に細胞を捕集し (遠心分離: 1, 3 0 Orpm , 3分、 室温)、 これを溶解バッフ マー (lysis buffer) (6mg/ ^プロティナ一ゼ K/2 0 mg ^プロナ一ゼ Εが、 5 Om Tris-Cl(pH8.0)/0. 1 Na C 1 /20 mM EDTA/l %S DSに溶解されている) 5 0 0〃^に懸濁し、 37°C、 24時間振とうさせた。 これに 5 0 0 ^のフエノール液 (TE 〔1 0m Tris-Cl + 1 mM EDTA ; PH8.0 〕 で飽和) を加え、 室温で 30分間振とうさせた。 次いで、 遠心分離 ( 1 5, 00 Orpm, 1 0分, 4。C) により上清部を得た。 この操作を更に 2回繰り 返した。 得られた上清に、 1 0 // となるよう 0. 1 5M Na C 1に溶解されている) を加え、 混和後、 37°Cにて最低 3時 間加温することにより、 試料に含まれる RNA成分を完全に分解した。 この上清 に 8 0 0 のイソプロピルアルコールを加え、 室温で最低 5分間静置した後、 1 5, 0 0 Orpmで 1 5分間 4 °C下で遠心分離した。 得られた沈澱を 7 0 %エタ ノールで洗浄し、 乾燥し、 5 0〃^の丁£を加ぇ、 再溶解した。 溶解した DNA は以下の試験に供した。 [0040] (ネォ遺伝子部分を持つォリゴマ一を使用することによる染色体 D N Aのスクリ 一二ング) [0041] 上記のようにして得られた G— 4 1 8耐性コロニー由来の染色体 DNAを poly merase chain reaction 法 (P CR:Saiki RK et al. (1986)Nature 324, 163-166) に供し、 外来性 DNAの一部の配列を特別に増幅させ、 これをァガロース電気泳 動にて展開、 分雜させた後、 ナイロン膜フィルターに移動させ、 外来性 DNAの 一部の配列をプローブとすることにより、 PCR法で増幅された上記の配列を検 出するという方法を採った。 更に詳しく説明すると、 外来性 DNAに含まれる抗 生物質の一種ネオマイシンの類似体である G— 4 1 8に耐性を与える遺伝子 (Τη 5由来 neo;Beck E et al. (1982) Gene 19, 327-336) の AT G近傍の十鎖に相当 する相補プライマー neo-1 ( 5 ' -AACAAGATGGATTGCACGCA - 3 ' ; neo遺伝子上の塩基番号 1 5 5 8から 1 5 77に相当) 及び ATGから 約 1 3 0— bp下流の一鎖に相当する相補プライマ一 neo-2 (5 ' -CTTGAC AAAAAGAACCGGGC— 3 ' ; neo遺伝子上の塩基番号 1681から 1700に 相当) を DNAシンセサイザー(Applied Biosystem社: 380A)で合成し、 以下の反 応液で染色体 D N Aを反応させた。 [0042] 反応液: [0043] 染色体 DNA (2ng) [0044] neo- 1 ( 1 0 ρΜ) 1 £ [0045] neo-2 ( 1 0 pM) 1 p. £ [0046] dNTP s ( 20 0 iiU) 2 fi £ [0047] Ampli TaqTMボリメラ一ゼ [0048] (0.5U; TAKARA社 No.2531) 0 1 fi £ [0049] PCRバッファー (X I 0) 1 fi J [0050] 反応液は、 ミクロフユージチュ ブ (Sarstedt社; No.72.699)の中で、 2 0〃 ^パラフィン油 (Sigma 社; No.400-5)の下、 DNAサーマル 'サイクラ一(therm al cycler) (Tomcom 2; 阿部科学) にて実施した。 反応は、 9 5で、 1 0分間 D N A変性処理後、 95eC、 1分→5 6°C、 2分→ 72° (:、 2分のサイクルを 4 0 回行った。 反応後、 反応液を回収し、 そのうちの 1 0; / ^を 2%ァガ口一ス電気 泳動に供した。 泳動後、 ゲルを 0. 5NNa OHZ 5M Na C lに 3 0分 間、 次いで、 0. 5M Tris-Cl(pH8.0)/l . 5M Na C lに 3 0分間浸漬さ せた後、 X 20 SSC (3M Na C l /0. 3 Mクェン酸ナトリウム二水和物) 存在下、 ナイロン膜フィルターに DNAを移動、 付着させた。 このフィルタ一は 80。C、 2時間べ一キング(baking)に供した後、 サザン 'ハイブリダィゼ一ショ ン(Southern E MCl975)J.Mol. Biol. 98, 503) に供した。 この際用いたプローブ は、 ne^遺伝子の Bglll部位 (塩基番号 1515) から Smal部位 (塩基番号 25 1 [0051] 6) までの約 1— kbの DNA部分である。 染色体 DNAに導入された外来性遺伝 子が含まれていれば、 neo-1及び neo-2両プライマ一ではさまれる 142— bpの neo遺伝子部分がサザン 'ハイブリゼーション後、 検出される。 一方、 外来性遺 伝子を持たない宿主細胞の染色体 DN Aからは、 上記断片は検出されない。 [0052] 実施例 1 [0053] DNAを導入する前日、 CHO— dhfr_細胞 (ジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子欠 損株; Urlaub G and Chasin LA. (1980) Proc. Natl. Acad. Sci.USA 77, 4216-4422) 2〜7. 5 x 1 05 個を 60醒径のプラスチック製シャーレ (ファルコン社; o. 3002) に播種した。 この際、 MEM—な + (Gibco社) + 1 0 %牛胎児血清を 1シ ヤーレ当 4 使用した。 細胞の培養は、 37で、 5%C02 Z95%空気の気 相化で行った。 [0054] 翌日、 培養液を DNAZHo 33342複合体を含む培養液に置き換えた。 DNA /Ho 33342複合体を含む培養液は、 DNA導入の直前、 次の手順で作成された。 まず、 DNA液 (TEで懸濁されている) を適当量とり、 これに適当な濃度の H。 [0055] 33342をストツク液 ( 500 /g Ho 33342が 1 τη 蒸留水に溶解されている。 喑 室中、 4°Cにて保存。 ) よりとり出し、 上記 DN A液に加え、 最終量が 1 00 ^となるよう蒸留水を加え、 軽く攪拌後、 室温で最低 1 0分間、 喑室内で静置し た。 DNAは pSV2 neo (Gorman C et al. (1983) Science, 221,551-553) t 呼ばれるプラスミ ドである。 静置後、 DNAZHo 33342複合体を含む 1 00 ^懸濁液を MEM— + + 1 0%牛胎児血清に溶かした。 [0056] 培養は 2時間行った。 その後、 DNA/Ho 33342複合体を含む培養液を捨て、 血清なしの MEM— α+ で 3回細胞層を洗浄した後、 新鲜な MEM— ひ + + 1 0 %牛胎児血清 4 ^を加え、 46時間培養した。 次いで、 細胞をトリプシン処理に よって培養皿表面より剝雜し、 細胞数を計測した。 1 00mm径のプラスチック製 シャーレ (ファルコン社; No.3003)に 5 X 1 04 個播種した。 この際、 400 g/mii G— 4 1 8 (Gibco社; No.860-1811) を含む MEM— a+ + 1 0 %牛胎 児血清 7 使用した。 播種後、 1 2日間ほど静置培養した。 この間、 3日に 1回 上記培養液を交換した。 DNA導入後、 1 4日目に生じた G— 4 1 8耐性コロニ 一の形成数をプレート当りのコロニー数で表すと次表のとおりである。 プラスミ ド DNA 1 1 1 [0057] ( g) [0058] Ho 33342 0 2 1 2.5 [0059] (^M) [0060] DNA導入後 0 0 2 [0061] 1 4曰巨 この表から、 DNAZHo 3 3 34 2複合体で処理された群では、 明らかに G 一 4 1 8酎性を示すコロニーが生じていることが判かる。 ちなみに、 Ho 33342 を含まない DNAのみの処理群では、 5 X 1 05 、 5 X 1 0 δ といった比較的高 密度で細胞を培養しても、 G— 4 1 8耐性コロニーの出現は皆無であった。 [0062] G— 4 1 8耐性コロニーの出現は、 外来性 DN Αを自らの染色体に導入した結 果、 G— 4 1 8耐性遺伝子 (外来性 DNAに内蔵されている) が発現され、 細胞 が G— 4 1 8耐性を示すように形質転換されたと見なされる。 外来性 DNAが上 記 G— 4 1 8fti性細胞に内包されているかどうかを確認するため、 G— 4 1 8尉 性コロニーを実体顕微鏡下、 ミクロピペッ トで吸引除去し、 大量に増殖させた後、 そこから染色体 DNAを単離した。 この染色体 DNAを上記の polymerase chain reaction法に付した結果を第 1図に示す。 [0063] G— 4 1 8耐性細胞群にはいずれも、 外来性 DNAの存在を示す 1 4 2— b p のバンドが検出されたが、 対照の親細胞では、 対応するバンドは皆無であった。 実施例 2 [0064] DNA/H 033342複合体を含む培養液成分から、 牛胎児血清を用いたことを 除いて、 実施例 1 と同様に行った。 DNA導入後、 1 4日目に生じた G— 4 1 8 耐性コロニーの形成数をプレート当たりのコロニー数で表すと次表のとおりであ る > ブラスミ ド DNA [0065] illも ) [0066] Ho 33342 2 1 2.5 [0067] DNA導入後 1 8 [0068] 1 4曰 g この表から、 DNAZHo 33342複合体で処理する場合、 12. 5;/Μという 比較的高濃度の Ho 33342を使用することが望ましく、 更に培養液成分から牛胎 児血清を除いた場合、 顕著に形質転換効率が増大することが判かる。 [0069] 〔発明の効果〕 [0070] 本発明によれば、 細胞内に外来性 DNAを簡便かつ確実に導入することができ 。
权利要求:
Claims 請求の範囲 1 二本鎖 D N Aと結合しうる化合物と外来性 D N Aとの複合体を含む懸濁液 又は溶液に細胞をさらすことを特徴とする細胞内に外来性 D NAを導入す る方法。 2. 外来性 D NAとの複合体をつくる化合物が 2-[2-(4-ヒドロキシフエニル) ベンズィミダゾリル- 5]-5-(4- メチルビペラジニル -1)-ベンズィミダゾ一 ルもしくは 2-[2-(4-エトキシフエニル) ベンズイミダゾリル- 5卜5-(4- メ トキシピぺラジュル) ベンズィミダゾールである請求項 1記載の方法。 . 一般的な形質転換の方法を用いる請求項 1または 2記載の方法。 . 外来 D NAが P S V 2ネオ遺伝子に導入される請求項 1、 2または 3記載 の方法。 . 請求項 1、 2、 3または 4の方法によって形質転換された真核細胞。 . 細胞が哺乳類またはネズミの細胞であることを特徴とする請求項 5記載の 真核細胞。 . 細胞が精子または卵子細胞であることを特徵とする請求項 5記載の真核紬 胞。
类似技术:
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